海外出張や海外旅行で余ってしまった米ドル等の外貨をそのまま持ち続けている方も多いと思います。私もコロナ禍、海外に行く事もないので、外貨はタンス預金状態で放置しておりました。最近は円安状態が続いていますので、米ドルを日本円に戻す絶好の機会かと思い両替場所と手数料を調査しましたのでレポートします☆
米ドルを日本円に両替する時のおすすめ両替場所は?
米ドル等の外貨両替場所は、空港や銀行の窓口のほか、両替商の認可を持つ街中の外貨両替専門店、金券ショップなどがあります。
1、空港直営の両替店
2、日本国内の銀行
3、銀行グループ運営の外貨両替専門店
4、外貨宅配店
5、金券ショップ
1、空港直営の両替店
海外に行かないのであれば、わざわざ空港で両替をしないかもしれませんが、空港(成田、羽田、関西等)に両替店があります。空港近くにお住まいであれば便利かもしれません。
2、日本国内の銀行
日本国内の銀行ですが、外貨両替の取り扱いをやめる銀行が増えてきています。ゆうちょ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行のほか複数の銀行で取り扱いを終了しています。
①ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、外貨両替サービスを2021年12月30日で終了(郵便局は2020年12月30日に終了)。
理由について次のように説明しています。
マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に向けた態勢強化の一環、およびキャッシュレス決済の進展等による外貨現金の需要減少に伴い、ゆうちょ銀行直営店(233店舗)における外貨両替のお取り扱いを終了いたします。 ゆうちょ銀行
②三井住友銀行
三井住友銀行は2021年3月末で外貨両替を終了。
③みずほ銀行
みずほ銀行は2021年5月17日で全店で外貨両替の取り扱いを停止。
④三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は2020年6月26日で、窓口での外貨両替の取り扱いを終了し、外貨自販機のみとしています。
⑤りそな銀行
りそな銀行は一部店舗を除き外貨両替業務を中止。
他にも、地銀等、外貨両替の取り扱いの終了している銀行は多くありますので、利用する前に店舗への確認が必要です。
3、銀行グループ運営の外貨両替専門店
MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)の外貨両替専門店として、「ワールドカレンシーショップ」があります。全国に30店舗以上、主要駅の近くにあり、19:00まで営業の店舗や、無休で土日も開いている店舗もあるので便利です。
4、外貨宅配店
外貨宅配店には、銀行と提携している「トラベレックス」や、「外貨両替ドルユーロ」などがあります。インターネットから簡単に注文できて、郵便局の書留で宅配されるしくみです。インターネットで申し込み、外貨を郵送すればよいため、全国どこでも両替が可能です。ただし、どちらも3万円相当額以上からの取り扱いになります。この点は注意が必要です。
5、金券ショップ
金券ショップでも外貨両替を扱っている会社もあります。主なところでは「大黒屋」、「チケットレンジャー」などがあります。
米ドルを日本円に両替する際のレート調査
日本国内で米ドルを円に戻すときに、各両替店ではどのくらいレートが違うのでしょうか。
ここでは両替店に関して、レートを一斉に調査してまとめています。調査は、2022年5月9日に実施しています。
【空港(成田)】 | 三菱UFJ銀行 | 127.78円/ドル | |||
【空港(羽田)】 | みずほ銀行 | 127.77円/ドル | |||
【外貨両替専門店】 | ワールドカレンシーショップ | 127.78円/ドル | |||
【外貨宅配店】 | Travelex | 134.15円/ドル | |||
【外貨宅配店】 | 外貨両替ドルユーロ | 133.61円/ドル | |||
【金券ショップ】 | 大黒屋 | 127.93円/ドル | |||
【金券ショップ】 | チケットレンジャー | 128.04円/ドル |
上記の表では、1ドルを何円で買い取ってくれるか、という事を書いています。数字が大きいほどお得に買い取ってもらえるということです。
比較では、【外貨宅配店】の「Travelex」と「外貨両替ドルユーロ」がレートがいいです。ただ、前述しました通り、こちらは3万円相当以上からの取り扱いになります。また、【外貨宅配店】では現金書留の送料も別途かかります。【外貨宅配店】以外の、店頭両替では、電車賃などの交通費、移動時間がかかりますので、これも踏まえて検討されたらと思います。
まとめ
私は、いろいろ検討した結果、日曜日も開いている「ワールドカレンシーショップ」のあるエリアに出掛ける予定があったので、そこで両替をしました。滞在時間は15分くらいで、身分証明書等も必要なく、すぐに両替できました。
今回のレポートが皆様のお役に立てれ嬉しいです。
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